アキツ大戦記~竜の国~ 下
GCノベルズ
軋轢が高まる情勢は
「始まるかどうか」から「どう始めるか」へ――
懇親会の襲撃未遂以降、声高に「亜人国家・アキツ」の危険性を主張するタルタリア。両国のとの関係は、悪化の一途を辿っていた。
アキツも警戒を強め、タルタリアとの国境近くでの「軍事演習」を計画。
甲斐たち「蛭子部隊」も「特務旅団第一大隊」として再編成され、新兵器と共に現地へと送られる。
移動中の各所で、強まる戦争のにおいを敏感に感じ取りながら「演習」へと向かう甲斐たちが
大陸鉄道の終着点で見たものは、入念に準備されたアキツの要塞だった。