水面の花火と君の嘘
ことのは文庫
「今年も三人で花火大会行こうよ」それは他愛もない約束だった―。感動の名手、水瀬さらの贈るひと夏のタイムスリップ・ストーリー。
大学1年生の早瀬瑞希は、久しぶりに帰郷する。
温かく迎えてくれる旧友に囲まれる瑞希だったが、彼には4年間抱き続ける後悔があった。
それは幼馴染の夏帆、大好きだった兄・千尋と三人で交わし、果たされなかったある約束・・・・・・。
あの日、自分が素直であれば、と悔やみ続ける瑞希は中学生の頃に先生から聞かされた『とっておきの秘密』を思い出す――。
大切な人の笑顔を懸けたタイムスリップの果てに、瑞希が手に入れるものとは!?
ちょっとした不思議な出来事が大きな奇跡を引き起こす!
この夏、大切な人と読むべき感動のストーリー。