女子1.5人旅 金沢・浜松・神戸・札幌編
ことのは文庫
ひとりだけど、ひとりじゃない。それがちょうどいい。友人の推し活に半分便乗で始める一泊二日(たまに日帰り)の素敵な1,5人旅。
広告代理店勤務の瀬那(せな)は疲れ切っていた。名ばかり女性管理職として全方位からの板挟みにあう毎日。
この先の自分の未来に疑問を感じていた矢先、かつての推し友・みひろから「推しグループの凱旋ライブ、金沢のチケットが取れたから一緒に行かないか」と誘いが来る。少し前に推しメンが卒業し、自担のいないライブを見るのがまだつらい瀬那は躊躇するが……。「金沢、ついていこうか? ライブには行かないけど、同行するよ」こうして二人は、金沢へと向かうことに。みひろがライブを楽しむ間、瀬那はその地でひとり観光を楽しむ。「自分が」行きたい所へ行き、「自分が」食べたいものを食べる。ひとり旅のようでひとり旅ではない、この絶妙な距離感と自由のある「1.5人旅」が今は心地よい。金沢、浜松、神戸、札幌。各地を巡り、ライブチケットに書かれた「推しグループからのご当地クイズ」の答えを探しながら、瀬那とみひろは自分の生き方を見直していく――。



