赤でもなく青でもなく 夕焼け檸檬の文化祭
ことのは文庫
大人になった、君にも届け。 これは私たちのための、極上の青春小説。
「これから半年以内に、貴方の運命を変える出来事が起こるわ」
周りから浮かないように振る舞う高1の遠藤彩と石垣渉は、クラスでも人気の存在だが、お互いに対して苦手意識を持っていた。ある日、彩は渉が同性の恋人に振られたことを知る。
「……気持ち悪いって思うだろ」
「思わないよ。誰に恋しようと、そんなの自由じゃん」
動揺する渉にそう告げた彩にも、実はある秘密があった。
そんな二人が高校生活初の文化祭で、クラス担任からいきなり指名され、
「文化祭名物《伝説の富士宮やきそば屋》」のリーダーを任されることに――!?