江ノ島お忘れ処OHANA ~最期の夏を島カフェで~
ことのは文庫
ご当地グルメとカフェめし、江ノ島の夏模様と音楽が彩る、記憶をめぐる再起と癒しの物語
腕の故障でピアノが弾けなくなった音楽高校生の小鳥遊響希(たかなしひびき)は、死ぬために訪れた江ノ島で、ハワイアンカフェOHANA(オハナ)を営む四兄弟のハル・カイ・怜(れい)・翔太(しょうた)と出会う。
彼らはハワイの女神《ペレ》に仕える一族の末裔で、怜は人の記憶を消すことができる不思議な力を持っていた。
昼は人気の島カフェ、夜は『お忘れ処』になるOHANAには、今日も「消したい記憶」を抱えた人たちがやってくる――。